La Via del Profumo / ラ・ヴィア・デル・プロフーモ

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この小さなデスクで全ての香りを創り出しています。

la via 2
左から、カストリウム、ムスク、琥珀、アンバーグリス
中央にある木の棒はサンダルウッドで。
ちなみに、シベットはフィルムケースに入っていました。
01 s
02 s
03 s
lvdp oak moss s
lvdp osmanthus s
Scent of SOUL-01
Scent of SOUL-02
Scent of SOUL-03
Muschio di quercia
オークモス
Osmanthus
オスマンサス
lvdp helichrisium s
lvdp nutmeg s
lvdp coriander s
lvdp pine s
Helichrisum
ヘリクリサム
Nutmeg
ナツメグ
Coriander
コリアンダー
Pine
パイン

20年前から天然香料を扱い、香りが精神に及ぼす影響について研究していた調香師でもある Abdes Salaam Attar 氏が創設したブランド。Salaam Attar 氏はフランス生まれのアラビア系のイスラム教徒で、スーフィー派です。このブランドは、アロマオイルではなく、芳香医療としての香水を、分子科学の点からも研究し、独自の世界観の上に成り立っています。天然香料のバニラの分子構造は、人フェロモンにとても似ていることに着目し、香り本来の持つパワーを最大限に生かすため、天然香料にこだわっています。世界各国より質の高い天然香料を取り寄せ、常に想像性の高い香りを作り出しており、動物性の天然香料も取り扱っていることが大量生産ではないことを物語っています。実店舗はないものの、オンライン販売は世界各国より注文があり、「特別なフレグランス」として人気を博しているのです。使いやすくまるめられた香りではなく、原始に還ったようなあるがままの香りが蘇っているのが特徴で、精神の求めるフレグランスを世に送り出しています。香りは、スパイス系、インセンス系が多く、樽で寝かせたようなウッディの香りが常にベースに香るのが特徴でもあります。天然香料のみゆえ、香りの持続は市販品よりも短いものが多いです・・・。気分に応じて、精神に作用するフレグランスを使い分けることを提唱しているブランドです。

2007年秋、一部が日本語化されました。僕はこのブランドを取り扱うかどうか悩み、実際にイタリアのオフィスに伺いました。とても離れた場所にあり、車がないとたどり着けない場所です。また、事務所も地元の人でもわからない場所にありました。香りが独特であること、使い続けるには辛い香りたちが多いのかなあ・・・と感じたことと、マニア過ぎて受け入れられないということもあり、取り扱いを断念したブランドです。先方も市場に出すにはクオリティに問題があるとして断念したようです。もともと大の日本好きで、ブランド名を「香道」としたくらいの方です。日本刀も持ってらっしゃって事務所の奥から出してみせてくれました。

オフィシャルサイトの日本語訳はローマ在住の知り合いを通じて行った様子で、オフィスには彼と彼の助手しかいません。日本語は全く通じませんが、オンラインでの販売は失敗がなければ可能です。物によっては日本に送れないものもあると言っていたような気がします・・・。単品香料の希釈は、とても質の良いものが多いです。(高いですけど)転売目的で個人輸入するのはご遠慮下さい。イタリアは今、危険物の輸出に関してとても厳しいですから、ひょっとしたら規制がかかってしまうかもしれません。


Official >>> イタリア語、英語、一部日本語

Courtesy of http://www.profice.jp/